vue-i18n-bridgeで実現するVue I18n v9への安全な移行戦略

Vue I18n v8からv9への移行を、vue-i18n-bridgeを使用して段階的に行う戦略と、実際に遭遇した技術的課題の解決方法を紹介します。

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概要

vue-i18n-bridgeライブラリを使用してVue I18n v8からv9への移行を行った戦略的アプローチを共有します。Vue 3への移行プロジェクトを進めながら、HeroDevsのExtended Support(NES)を通じてVue 2のサポートも維持しています。

Vue I18nとvue-i18n-bridgeとは?

Vue I18nはVue.jsアプリケーションに国際化機能を提供します。Vue 3の採用により、大きなAPI変更が導入されました。vue-i18n-bridgeライブラリは「Vue 2環境内で既存のコードを活用しながら、v8からv9への段階的な移行」を可能にします。

移行戦略

フェーズ1:評価

現在のVue I18nの使用パターンを文書化し、v9との互換性の問題を特定しました。Options APIを多用するコードベースでは、最小限の修正で済むことが分かりました。

フェーズ2:統合

インストールの前提条件には以下が含まれます:

  • vue-i18n >= v8.26.1
  • vue-demi >= v0.13.5
  • @vue/composition-api >= v1.2.0(Vue 2.6の場合)

フェーズ3:段階的な移行

コンポーネントは選択的に更新され、Composition APIの採用は段階的に行われました。

主な制限事項

Legacy APIモードでは、新しいメッセージフォーマット構文や、<i18n-t><i18n-d><i18n-n>などのコンポーネントへのアクセスが制限されます。

技術的な課題:WebpackのESモジュール認識

問題

Webpackが.mjsファイルを適切なESモジュールとして認識せず、CoreErrorCodesのインポートエラーが発生しました。

解決策

明示的なWebpackルールを追加しました:

module: {
  rules: [{
    test: /\.mjs$/,
    include: /node_modules/,
    type: 'javascript/auto'
  }]
}

実現したメリット

  • コード再利用による最小限のリファクタリングリスク
  • Vue 3への完全移行から独立した移行プロセス
  • v9のパフォーマンス改善と機能への早期アクセス